立命館大学 民科政治研究会 Blog

民科政治研究会は立命館大学学術部所属の政治・社会問題研究サークルです。

こんにちは。

本格的に授業もはじまりましたが、新入生の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
先週の4月8日の企画「地方自治とは」にいらしてくださった皆様、ありがとうございました。
さて、今回は民科政治研究会の新歓企画第二弾「ふてんま」についての宣伝をしたいと思います。
少しでも興味があったり、民科政治研究会の活動が知りたい方は気軽にいらしてくださいね〜


4月14日(水)16時30分〜、存心館4階908号教室にて
「ふてんま!」
〜基地はどこへ向かうのか〜

世界には多くの軍事基地があるが、そんな中世界一危険といわれている基地が沖縄にある。それが普天間飛行場だ。第二次世界大戦の最中にアメリカ軍によって建設されたこの飛行場の周りには年月が立つにつれて住宅が立ち並び、今では市街地の中心に基地が存在するという事態に陥っている。そのためこの基地周辺で暮らす住民は絶えず騒音や危険にさらされており、長い間返還が望まれていた。
これを受けて日本政府は米国と基地移設の交渉を開始したが、移設受け入れ先の決定には多大な時間を要することになった。
「沖縄の負担を減らしつつもそれまでの抑止力は維持する」という移設方針は普天間に駐留する米海兵隊の性質上沖縄県外では抑止力の維持は困難という矛盾をはらんだものであった。沖縄県内でも知事や市長が変わるごとに受け入れを容認か否かが多少なりとも変化し、国との交渉は実に10年間におよんだ。そして2006年、代替施設がキャンプ・シュワブ沿岸部に建設されることを条件についに普天間飛行場は2014年に返還されることが決定した。
しかし、昨年に行われた政権交代によって終結したかに思われた普天間移設問題は
再燃することになった。鳩山首相は普天間代替施設を最低でも県外に移設すると発言し、先の自公政権で決定した合意案をふりだしに戻してしまった。さらに与党内で「県外・国外移設案」「嘉手納基地統合案」「キャンプ・シュワブ陸上案」など様々な移設案が主張され完全に迷走、日米関係にも悪影響をあたえるという事態を引き起こしている。はたして普天間飛行場はいつになったら返還されるのだろうか。そして代替施設はどこに向かうのだろうか。